長崎総合科学大学 総合情報学部総合情報学科
マネジメント工学コース

 

2020年度の活動(予定・計画中も含む)

≪2020年10月31日現在≫

教育プログラムの策定[4月~6月]

近年、スポーツマネジメントや地域マネジメントに関心があるという学生が増えてきたので、彼らの要望に応えるべく、以下の2つの教育プログラムを用意し、科目も整備した。

・地域ビジネスプログラム
・スポーツマネジメントプログラム

附属高校との連携活動[4月~]

大学と附属高校という関係を活かして、大学進学を考えている高校生に対して、地域活動への参加やプレゼンテーションの練習などの機会を提供しています。また、大学院生が中心になって、附属高校生向けの「寺子屋」も計画しています。

波佐見町における地域産業活性化支援[4月~]

波佐見町の窯業と農業を基にした地域活性化に一緒に取り組んでいます。

長崎市北部商工会との連携活動[8月~]

昨年度に引き続き、長崎市北部商工会と連携して、地場企業支援と地域活性化に取り組みます。具体的には、長崎市琴海・外海・三重地区の特産品開発と磨き上げを行い、さらに、福岡県、大阪府、東京都、千葉県幕張メッセなどでの商談会支援や北部商工会会員事業者の売上向上を図るべくLINEを使ったスタンプラリー開発などを予定していました。各地での商談会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止なりましたが、スタンプラリーについては開発が終わり、9月より運用を始め、11月には抽選会があります。

佐世保市・波佐見町地域の観光活性化への取組み[7月~]

波佐見町と佐世保市の観光資源を広く国内外に知らしめ、国内外からの観光客を呼び込むために、本コースと留学生を中心とする本学学生が、佐世保市および波佐見町と同市町の観光協会と連携して、地域の観光資源、地元の環境や地域住民の人柄などをSNSで紹介します。また、長崎外国語大学とも協力して、地域観光案内パンフレットの多言語化に取り組みます。これらの活動の殆どは10月末で終了しました。

長崎ペンギン水族館活性化支援【ゼミ】

本学に隣接する長崎ペンギン水族館は、多くの種類のペンギンが飼育されている世界一の水族館です。ペンギン水族館は市民はじめ国内外から訪れる人気スポットで、特に海外観光客の評価が県内観光地の中でも高いことから、県内外の観光客とともに海外観光客を呼び込み、集客効果が図れる仕組みと戦略を考えていきます。

長崎市戸石トラフグ(養殖)のブランド化・販売促進支援【ゼミ】

長崎市戸石におけるトラフグの養殖では日本一で高品質であるにもかかわらず、県内外での認知度が低いため、販売量や利益が課題となっています。そこで、本コースは、養殖業者、長崎市、漁協と連携して、戸石トラフグのブランド化、販売強化支援、事業計画、戦略策定などに取組みます。11月には、1年生みんなで現場研修に出かけます。

長崎市日見地区の市営住宅を中心とした街づくり支援【ゼミ】

長崎市宿町日見地区には市営住宅が数多く立地していますが、建て替え時期も到来することから、本コース・工学部建築コース・長崎市・関連事業者等が連携して、高齢者と若者問の交流を図り、若者も住みやすい新しい街づくり支援に取組みます。

NiAS版ビジネスプランコンテスト[8月2日]

昨年度に引き続き、本学版のビジネスプランコンテストを開催します。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、規模を縮小して本学で開催しました。今年度も地元企業の協力を頂きました。また、今年度は本学附属高校の生徒も参加しました。

東長崎地区、長崎市北部地区のMaaS実装社会プロジェクト

MaaS(マース)(Mobility as a Service)とは、国土交通省が推進する事業で、地域住民や旅行者一人一人の移動ニーズに対応して、複数の移動サービス(公共交通など)を最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一つのスマホアプリで行うものです。このMaaSの東長崎地区と長崎市北部地区における実装を検討します。東長崎地区は高齢化進み交通難民となりつつある団地の問題解決、長崎市北部地区は同様の課題に加え、県外観光客や海外インバウンド観光客の利便性も考慮した取組みを行います。この課題には、住民・自治会・附属高校・商業施設・医療機関・銀行などと連携して挑みます。

長崎市南部(野母崎地区)の地域・観光活性化支援

長崎市南部は風光明媚な地域であると同時に水産業・同加工業が盛んであり、多くの観光コンテンツと優れた産品も多くのですが、過疎化が進んでいます。令和3年には恐竜博物館がオープンする予定であり、本コースは、地元住民及び地元企業、長崎市、長崎国際観光コンベンション協会と連携して、同地区の地域・観光活性化に取組みます。

佐世保西高校での「マイプロアワード」伴走指導支援

昨年度に引き続き、佐世保西高校の「マイプロアワード」出場に向けた支援を行います。同様の支援は、本学附属高校に対しても計画しています。

おさかなサブスク[10月~]

長崎の豊富なおいしいお魚をサブスク(サブスクリプション:定額制)で、関東地域などに提供しようという事業です。この事業には、長崎県・長崎市・地元企業・伊藤忠インタラクティブ(伊藤忠商事の関連会社)と本学(本コース)が連携して活動しています。実際、本コースでは後期の授業にこの事業を取り込み、具体的な提供方法や提供する品々などを学生たちが提案することになっています。授業では、遠隔にはなりますが、伊藤忠インタラクティブの担当者が学生の間に入って、学生のアイディアを引き出すなどしており、学生は大きな刺激を受けています。

小浜高校の活性化支援[10月~]

小浜高校では、在校生の減少傾向にあり、高校自体の活性化についての相談を受けました。まず、地元企業や地元商店街との協働についてアドバイスさせていただきました。また11月には、生徒自身が自信を持てるようにと、「プレゼンテーション」の指導支援を行います。併せて、教員に対しても、「プレゼンテーションの心得や技術」の指導依頼もありましたので、可能な限り応えたいと思います。

地元企業の社員教育支援[11月~]

地元の中小企業(A社)では、経営に関わる課題をいくつも抱えています。その中に、社員の教育も含まれていました。本コースでは、経営及び経営工学分野だけでなく、情報技術や統計活用分野を教育研究していますので、この分野での教育に関して支援させていただく予定です。なお、その過程で、学生も参加させて、インターンシップ的な取組もさせたいと考えています。

長崎出島deクリスマス2020[12月]

昨年に引き続き、開催を計画しています。ただし、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの感染拡大状況によっては、開催できなくなる恐れもありますが、その際には中学や高校などの生徒を対象にリモートでの阿蘭陀料理などのコンテストを考えています。

2019年度活動実績

日見小学校でのプログラミング教育支援[6月~]

2020年度からの小学校プログラムンぐ教育必修化に向けて、現場の教員が抱える課題の解決を支援しました。実際、日見小学校の担当教諭を支援を行いました。その成果と含めて、この分野での取組が進んでいる県北の2校(日野小学校、石木小学校)の事例を紹介する公開講演会(10/26)を開催しました。

日見大学[7月~]

大学が立地するこの地域に大学が持つ教育資産を提供しようという事で、「日見大学」を勝手に設立しました。その活動では、大学生が学童支援に関わったり、サッカー教室を開催したりしました。

NiAS版 ビジネスプランコンテスト[7月20日]

長崎県のビジネスプランコンテストへの本学予選という位置づけで企画し、2019年度に第1回を開催しました。参加学生のビジネスプラン作成は授業の一部して実施し、多くの企業から協力を頂きました。また、コンテスト当日には、複数の企業からご寄付もいただき、最高賞金10万円やホテル宿泊券などの賞を出しました。ここでグランプリを獲得した2チームは県大会に参加し、1チームは準グランプリを獲得して、九州大会にまで出場しました。

長崎市北部商工会との連携活動[8月~翌年2月]

長崎市北部(三重、琴海、外海)地区の特産品開発と市場開拓および事業支援に関して、長崎市北部商工会と連携して取り組んだ。この取り組みは中小企業庁の「伴走型小規模事業者支援推進事業」に採択されたものです。この種の事業において、大学が関わることは全国でも例がなく、非常に注目されました。

小中学生対象ものづくり体験教室(8月11日)

このイベントは、建築学コース、知能情報コース、生命環境工学コースと本コースが小中学生向けの体験教室(8クラス)を設置して、例年夏休みに開催しているものです。2019年度、マネジメント工学コースでは「Scratchプログラミング教育」と「起業家って何?」という教室を担当しました。イベント全体の参加者は小中学生約300名で、小中学生やその親からは「来年度の参加したい」「このようなイベントがあって、助かる」との声を頂きました。

明誠高校、西陵高校でのプレゼンテーションおよび課題探求伴走指導支援[8月~9月]

明誠高校が行っている課題研究の指導についての支援(発表指導、テーマ選定指導)を行い、県教育委員会や地域中学校関係者も出席する最終報告会にてコメントをしました。
西陵高校では、プレゼンテーションに関する講義を行い、一部の生徒に対して数回に亘って高校教員とともに指導しました。

佐世保西高校での「マイプロアワード」伴走指導支援[10月~翌年1月]

佐世保西高校が指導している「マイプロアワード」(文部科学省地域課題探求プログラム)への参加コンテンツの制作やプレゼンテーション指導の支援を2チーム10名の生徒に対して行いました。その結果、2チームとも九州大会に出場し、1チームは全国大会にに出場しました。約3か月の指導支援の間に、生徒たちの論理的思考力とプレゼン力が大きく向上しました。

長崎「出島deクリスマス」開催[12月25日]

キリスト教が禁止されていた江戸時代にも、長崎の出島ではオランダ人たちが「阿蘭陀冬至」と称して長崎奉行などを招待して、クリスマスを祝っていたようですそこで、この出島に小学生の親子を無料招待して、当時の料理を再現する料理教室を開催しました。