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2009/08/31

長崎ITキャンプ2009に情報学部の学生が参加しました

 8/27~30の3泊4日の日程で,やすらぎ伊王島 海の見えるホテル(長崎市伊王島町)で開催されました長崎ITキャンプ2009(以下,ITキャンプ)に,本学部の以下の6名の学生が参加しました.

  吉田裕輔 君 (知能情報学科2年)
  相川友幸 君 (経営情報学科3年)
  三浦哲宏 君 (経営情報学科3年)
  渡辺清貴 君 (経営情報学科3年)
  田川寛朗 君 (経営情報学科4年)
  松本悠佑 君 (経営情報学科4年)

 私(日當明男)もITキャンプを主催した実行委員会のメンバーなので,ITキャンプの後半に参加しました.ITキャンプの参加者は全部で27名であり,本学学生以外には,

  長崎コンピュータ専門学校,専門学校メトロコンピュータカレッジ,長崎情報ビジネス専門学校,
  諫早コンピュータカレッジ,長崎大学,長崎県立大学

の学生(生徒)と社会人でした.

 キャンプでは,お客(クライアント)からの要望を聴き取り,その要求に応えられるWebアプリケーションを開発し納品するまでの一連の作業を4つのプロジェクトチーム(開発会社)に分かれて体験しました.普段の講義では十分に扱うことができない,要件定義(クライアントの要求の整理)と外部設計(開発システムの概略設計,Web画面の設計,データベース設計など)では,大変苦労したようです.
  次の段階のプログラミング(データベース構築,各機能プログラム構築)では,上司役のスタッフの指導を受けながらハイレベルのJavaコードをいじっていました.ここで扱ったJavaコードのレベルはとても高く,参加者全員が頭を抱えたと思いますが,望みの機能を持たせるために,上司や専門家(講師)に積極的に相談して作り上げていく姿も見受けられました.
 その後,構築したすべてのプログラムを結合して求める動作が得られるかテストしたり,別に制作したWebページ設計を参考に,Webページのデザインやユーザインタフェースを作り上げていきました.
 最後に,各チームごとに開発システムの仕様紹介を含めたプレゼンテーションがありました.4つのチームともに完成度が高く,驚きました.実は,29日の夕食前にはすべてのグループのシステムの完成度は低かったのです.それが,30日午前のプレゼン時には見事な完成度で披露されていたことには驚きました.中には徹夜した人もいたようですが,参加者の集中力には脱帽です.
 最終日のプレゼンでは,ITキャンプ参加者それぞれの感想も聴くことができました.その感想の多くは,
    コミュニケーションの大切さ,自身の能力不足
に気づいたというものでした.コミュニケーションはチームで作業する上では欠かせないものであり,それに気づけただけでも,ITキャンプの主催者側の一人として嬉しく思います.
  また,参加者が自身の能力不足に気づき,その補強の必要性を感じたことも,嬉しい限りです.現状を客観的に認識し,さらに上を目指す意気込みはこれからの学生生活においても,そのまま維持してもらいたいと思います.
  しかし,人間誰しも得手不得手があり,チームになれば互いに補い合って,全体として高いレベルに達することができます.その実現には,コミュニケーション能力が欠かせません.今回のITキャンプへの参加者はそれぞれのプロジェクトチームに参加し,チームの一員としてそれぞれの役割を担い,立派にシステムを構築しました.この事実にも目を向けて欲しいと思います.短期間で完成度の高いシステムをチームとして完成させたという自信を持って,今後の学生生活ならびに就職活動に励んでもらいたいと思います.

 残念ながら,ITキャンプにカメラを忘れて,スナップを撮れませんでした.申し訳ありません.しかし,ITキャンプのホームページに,キャンプの様子等が掲載されると思いますので,ご覧ください.

 

文責:日當明男