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2005/04/01

情報学部開設にあたって

瀧山 龍三(情報学部 学部長)

本学は平 成17年4月から情報学部を開設することとなりました。これまで着々と準備を重ね、慎重な学内論議の末に遂に念願の開設に至ったものです。いま正に高度情 報化時代。わたし達の身の周りには情報技術によって生み出されてきた、さまざまなモノやコトが溢れています。若い皆さんはこの状況をどのように受け取って いるのでしょうか。

 実際情報という言葉には実に広い意味を持っています。半世 紀以上前から進歩し続けてきた計算機と通信の技術を中心として、この情報を伝達・記録・処理する手段は格段に発展しました。そしてこの勢いは益々強くなっ ていくことでしょう。このような状況では、より高度の情報技術を開発していくと同時に、"より良く"この技術を推し進めていくということが求められいま す。情報というものが人間の感覚や精神あるいは脳そのものと密接に結びついているからです。さらには”美しさ(芸術性)”とも無関係ではありません。

  より便利で、より良い情報化社会を作り出していくためには、皆さんのような若い人たちが情報の科学・技術の基本をきっちりと習得し、その上で感性豊かな、 より人間的な情報技術を開発することが強く望まれます。わたし個人もこれまでほぼ40年にわたって情報学にかんする教育研究に携わってまいりましたが、皆 さんの夢の実現のために少しでもお役に立てればと願っています。

 皆さん、長崎総合科学大学情報学部で夢を描こうではありませんか。皆さんの豊かな想像力が情報学部で育まれ、そして日本のいや世界のより良い情報化社会の実現に寄与するものと確信しています。